彼女いない歴35年、モデル体型女性と結婚できました

モテない苦しみと、モテない男が可愛い女性と結婚できた経緯を語ります

「贈る言葉」は、フラれた男の歌

(作詞 武田鉄矢

 

私が言う「フラれた」とは、間違っても付き合ってる男女が別れを切り出されたことではない

片思いしている好きな女から、

愛を受け入られることなく検討の余地なしで、拒絶されたことである

 

まず題名からして、「贈る言葉

こっちが一方的に贈ってるのである

女からの返答がないのである

女との対話が成立していない、

女との対話が成立させてもらえない状態

贈りつけてるともいえる

間違っても「贈ってもらえた言葉」ではないのである

 

歌の中で、女からは

贈る言葉」に対するリアクションは、

皆無である

何一つ、女からはリアクションの言葉も行動も仕草もないのである

 

女の言動描写として唯一あるのは

「遠ざかる影が 人ごみに消えた」

これだけである

 

女はただ、遠くで去っていくのみである

言葉どころか

こちらを全く少しも振り向いてもいないのである

こちらの存在自体を認識していないかもしれない

 

歌の最後は

「もう届かない 贈る言葉

とあるが、

そもそも最初から、女には届いていないと思われる

 

一度も、届いていないと思われる

 

「さよならだけでは さびしすぎるから」

勝手にさびしがってるのは男だけと思われる

女側がさびしがってる様子は、とくになし

 

こっちは「さびし過ぎる」と思ってるのだが、

女はこれっぽちもさみしさなんて感じちゃいないのである

 

「求めないで 優しさなんか 臆病者の 言い訳だから」

女がいつ、お前に対して優しさを求めた?

少なくともこの歌の主人公の男に、女から優しさを求めた様子は、

まるっきりない

 

つか、女から優しさを求められてる男は

「求めないで 優しさなんか 臆病者~」なんて言わないだろ

女が優しさを求めた相手がいたとしても

それは歌の主人公ではない

決してない

歌の主人公以外の誰かには、女はやさしさを求めた

 

主人公は、女から優しさを求められなかった

主人公が、優しさを求めて、でも優しくしてもらえなかった

そうじゃなきゃ

「臆病者の言い訳」とまで言わないだろ

 

そして主人公が、最後に女に対して贈った言葉

最後に一方的に贈った言葉は

「これから始まる暮らしの中で 誰かがあなたを愛するでしょう

だけど私ほどあなたのことを 深く愛した奴はいない」

 

相手の女は、これからも誰かに愛されることは

当然の大前提

主人公が誰かに愛されるかは、わからない

 

最後に贈った内容は

「俺のほうが愛情が深い」これだけ

他の男と比べて、自分がいい男であるとか、相手の女を理解しているとか、

女を幸せにしてあげられるとかでは、ない

 

「俺のほうが愛情が深い」

これが一番大事な内容だった、と

これが一番、贈りたい言葉だったと

 

主人公は、愛に飢えてる

 

そして、主人公から一方的に深い愛を贈られた女は

主人公から遠ざかって

人ごみに 消えた