愛されたかった という執着
19歳ぐらいに聞いた、ある歌の歌詞
「僕を 愛して くれなかった 人達に 今日で さよなら 告げよう」
ぼくは、さよなら告げることすら、なかなかできなかった
愛されたかったという執着から、
どうすれば、もう少し逃れられたんだろ
もう、見込は完全にゼロだとわかっていたのに
見込みはゼロですよと、徹底的に叩きこまされ続けていたのに
結局、いつもいつも
愛されたかったという執着を、ずっと引きずっては、
余計にボロボロにされていくだけだった
愛されたかったのに、
ただただ踏みにじられるばかりだった
せめて、もう少しはやく、あの場からさよならすればよかったのか
愛されたかった
愛されたかったよ