愛してくれなかった、だけじゃなかった

僕を　愛して　くれなかった　人達に

今日で　さよなら　告げよう

（作詞　服部ゆみ子「愛してくれなかった人達へ」）

単に、「愛してくれなかった」だけじゃあなかったんだよな

単に、「愛してくれなかった」だけだったら、

わざわざ、さよなら告げる必要は、ないから

単に、「愛してくれなかった」だけだったら、

さよなら告げるのに、迷う必要もためらう必要もないから

わざわざ、わざわざ、

さよなら告げなきゃいけない状況に

追い込まれたんだよな

本当はさよならしたくないのに、

まだそこにいたいのに、いたかったのに、

でもさよなら告げようと、決意しなきゃいけない状況に、

追い込まれたんだよな

追い込まれたよ

俺が、その女を好きになったこと自体が

間違いだったんだよ

大間違いだったんだよ

だからこんなことになったんだよ

俺がその女に優しくしようとしたことが、

俺がその女と仲良くなろうとしたことが、

俺がその女と口を聞こうとしたことが

大間違いだったんだよ

俺はその女と口を聞いちゃいけなかったんだよ

俺がその女と口を聞こうとすることは、

女にとっては犯罪被害・性犯罪被害なんだよ

俺は犯罪加害者なんだよ、女の中では

俺に普通に口を聞こうとされたその女は、

被害者様なんだよ

俺が犯罪加害者だから、さよなら告げないと

いけなくなったんだよ

「愛したけど、向こうは愛してくれなかった」

これだけで終わらなかったんだよ

俺がその女を愛したこと自体が、

大間違いだったんだよ

俺に愛されたその女は

かわいそうな被害者なんだよ

だから、さよなら告げないと

いけなかったんだよ

さあ

僕を　愛して　くれなかった　人たちに

今日で　さよなら　つげよう

今日で　さよなら　つげよう