堂々とコケにしてもいい生き物、モテない男
私はモテなかったです
だから、女性達から、堂々とコケにされ続けてきました
女性が私を拒絶するのには、
一切の理由づけも、
一切の配慮も不要でした
「断る理由づけを考える」とか、
「なるべく傷つけない断り方をする」とか、
そんなこととは一切、無縁でした
とにかくただ単に、拒絶されました
「拒絶以外の回答なんてあるわけないでしょ」
「あなたを傷つけないよう配慮する手間暇がもったいない」
「ただでさえこの人に好かれて散々迷惑被って、この私に断る手間暇までかけさせられてるのに、
なんで『断り方』にまで私が気を使わなきゃいけないんですか」
そんな、感じでした
まさに害虫扱いでした
害虫を嫌がるのに、理由づけの説明や害虫への配慮なんて、するわけがない
「うわ、ここに害虫がいる! 周りの男の人たちでなんとかして!」
こう堂々と、彼氏でも何でもない男らに要求して、
当たり前の存在
ただ、そんな害虫扱いをされ続けてボロボロになってすさんでいた私を、
救ってくれた女性も、この世にはいました
一人だけ、いました
しかしそんな今も、あの女達は許せません
いつか、あいつらのほっぺたを札束で叩く日がくることを、
私は信じます