モテない男が結婚できました

ある都々逸（どどいつ）にありました

あきらめましたよ　どうあきらめた？

あきらめられぬと　あきらめた

私はモテない男です

私はあきらめの悪い男です

だから、自分を露骨に避けたり露骨に侮蔑してきた女性達にも、

あきらめることができず、その後もなんとか仲良くなろうしました

結果、余計に傷つけられだけでした

このあきらめの悪さで、さらに傷つけられまくっていましたが、

あきらめが悪いことが、いい方向に向いたことがありました

それが今の妻との交際・結婚です

私は、

どれだけ女達から、「お前の好意や愛情はとんだ有害物質でしかない」と扱われようが、

どれだけ女達から、「お前の愛情が有害物質扱いされてばかりなのは当たり前、別に悲劇でもひどいことでもなんでもない」と扱われようが、

どれだけ傷つけられ踏みにじられ続けようが、

女と付き合うことを、あきらめませんでした

決して、あきらめませんでした

そこいらの並以下の女達が

「（異性から価値認められるぐらいは当然の大前提）元彼にこんなことされたからもう恋愛するのが怖い～　男性と付き合うことが怖い～」

とかほざいてる間に、

私は女性達から、害虫扱いされ続けていました

でも、私はあきらめませんでした

いつか俺だって恋愛できる

いつか俺の愛情を害虫扱いしないでくれる女がいる

そう信じていました

そう信じ込もうとしました

なんの根拠もないのに

だからこそ、ちょっとでも女性との出会いの機会がありそうだなと思ったら、

必ず顔を出しました

もちろん、毎回毎回、傷つくばかりでした

合コンにいっても、話の輪に加わることができず、

女性陣が露骨に私から顔をそむけて会話していました

一人ぼっちでぽつんとしていました

よせばいいのに、男友達がブスと私とで連絡先交換させようとしたら、

速攻でブスは迷わず拒絶しました

そんなことがどれだけ重なっても、私はあきらめませんでした

だから、ある時、友人が出会いの機会を用意してくれたときも、

迷わず出掛けました

ちょっとでも話しかけ、相手を観察し、

仲良くなれるよう、相手の話に共感してるフリを頑張りました

そしたら、なぜか楽しんでくれた女性がいました

それが今の妻です

４か月後には、妻の側から結婚を暗に要求されていました

びっくりですわ

４か月前まで、「あんたの愛情が害虫扱いされるばかりなことぐらい普通」

とみなされていた男が、

けっこう可愛くてスタイル良くて、ついでに私より年収はるかに高い女性から、

結婚を迫られて困っているのですから

私はあきらめの悪い男でした

あきらめが悪かったから、結婚できました

幸せに、なれました

死ななくてよかった３５年