女と仲良くなりたかったのに、気が付いたら害虫扱いされまくってた

ただ一人の例外はあるけど、この世で

なにがそんなにいけなかったんだろうなあ

一応、特に悪いこともすることなく生きてきて、

毎日風呂入って頭も洗って、

毎朝顔洗って眉毛も整えて鼻毛のチェックして、

黙ってるだけではダメに決まってるから頑張って女に話しかけてたんだけどなあ

なのに、「普通の人間」としての扱いは

されなかったよ

最近知り合ったばかりのおっさんとも普通に出かけるという女性が、

俺とはカラオケも昼食も、会話すらも拒否

人前だろうがどこだろうがおかまいなしに、

堂々と露骨に、会話をぶった切りにされた

約一年かけて頑張って仲良くなろうとした結果が、

「人前で露骨に何度でも会話をシャットアウトされる」

だった

そんなことを何回もされて、

俺の心になにが残るかとか、一切気にもされなかった

俺に憎まれようが、恨まれようが、

殺意いだかれようが、

そんなことはまったく少しもどーでもいいことだった

そんな、人を憎んだり恨んだりするような、

「こころ」を持った生き物だとすら

みなされなかった

逆の立場で考えたら、すぐわかるやん

自分や自分の身内が、男からそんな扱いされたらどう思うかを考えたら、

すぐわかるやん

こころに何が残るかが

それか、男からそんな態度とられるなんて

ありえなさ過ぎて考えることすら不可能か

俺はそこまで、空っぽの生き物に見えるんかな

「こいつならどんなひどい扱いしようがどうでもいい」

「逆恨みされるとか憎まれるとか、そんなのまったくどうでもよすぎる」

「そんなことよりもこいつを堂々と露骨に害虫として扱うことのほうが重要です」

なんでこんな態度になるんだろう

まあでも、俺は現に、なんにもできなかったか

内心で殺意抱いたのに、

罵倒の一つも返せなかった

あそこですぐにぶちきれて、

片手で襟首つかみ上げて、すごめばよかったのかな

その結果、すごい面倒くさいことになってたとしても、

こんな後悔はなかったのかもしれない

そうすれば、よかったのかな

どっちなんだろうな

害虫扱いにただただ耐えるだけで、よかったのかな

どっちなんだろうな

わからないや