「損切り」ができないモテない男
損切りができなかったから、余計に苦しんだ
合コンで女性陣達から堂々と、会話を打ち切られたり、
露骨に顔を背け続けられる目に遭っても、
「もうちょっと頑張っていれば、逆転できるかも、、、」
などと淡い期待を抱いてその場に残っても、
無視される場面が増えただけだった
同じコミュニティーにいた女性を、好きになった
でも、その女性からは
堂々と会話を拒否されたり、俺が話しかけた途端に堂々と人前でも、
露骨に不機嫌をアピールされた
でも、しつこく粘ってしまった
「こんな目に遭わされても、怒らないで我慢して優しくしてあげれば、
いつか彼女の態度も変わるんじゃないか、、、」
こんな淡い期待を抱いて、頑張ったけど、頑張り続けたけど
結局、会話を露骨に打ち切られることがその後も続いた
そのあげくに、
彼女はその集団から去っていった
いなくなる直前、なんでここから去ってしまうのかを、
彼女に聞いた
無視された
無視、された
そうして、彼女は去っていった
こんなことになるんだったら、
こんなことにしかならないんだったら、
とっとと、損切りしとけばよかった
俺だったら絶対に他人に対してとれないような態度を、
堂々と露骨に人前でされた
その時点で、とっとと、とっとと、
あきらめればよかったんだ
損切りができなかったから
余計に胸をえぐられ続けるばかりだった
結局、私は自信過剰なのでしょう
「俺が、俺の愛情がこんな露骨に堂々と害虫扱いされるなんて、
おかしい。
これはなにかの間違いだ
なにかおかしなイレギュラーが生じたんだ
だからたまたまこんなおかしなことになってるんだ
イレギュラーさえなければ、俺が
堂々と露骨に害虫扱いされ続けるなんて、
あり得るはずがないだろう、、、、」
こう、信じ込んでいたから
信じ込んでいるから、
損切りができなかったんだ
損切りして、違う女にいけばよかったんだ
いくら俺がモテないからって、
俺から愛情向けられた女が、全員すべて100％、
俺を堂々と露骨に害虫扱いするわけじゃないだろう彼女みたいに
実際、この世にただ一人だけ例外がいたのだし
損切りしとけよかったんだよとっとと
こんなことにしかならないんだったら
こんなことにしかならないんだったら
